電話の取次ぎと伝言メモ|そのまま使える型
一般社団法人 日本総合検定資格センター
電話は、相手の顔が見えないぶん、声と言葉だけで判断されます。型を決めておくと、慌てません。
受け方の基本
- 3コール以内に出る。遅れたら「お待たせいたしました」
- 「もしもし」は使わず、会社名を名乗る
- 朝は「おはようございます、○○会社でございます」
- 相手が名乗ったら復唱して確認する
○○株式会社の山田様でいらっしゃいますね。いつもお世話になっております。
聞き取れなければ、曖昧なまま進めず伺います。「恐れ入ります、もう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」と、確認の形にすると角が立ちません。
取次ぎの手順
1. 相手の会社名・氏名・用件を確認する
2. 「少々お待ちくださいませ」と伝えて保留にする
3. 取次ぎ先に、会社名・氏名・用件を先に伝えてからつなぐ
4. 不在なら、戻ってお詫びし、伝言か折り返しを提案する
3が抜けると、お客様は同じ話を二度させられます。これはお客様の不満で最も多いものの一つです。
保留は30秒を目安に
長くなりそうなら、いったん出て状況を伝えます。
お待たせしております。ただいま確認しておりますので、もう少々お時間をいただけますでしょうか。
黙って待たせ続けないことが要点です。
不在のときに考える三つ
1. 代わりに対応できる人がいるか
2. 戻る時間が分かるか
3. 伝言と資料を預かれるか
あいにく佐藤は外出しておりまして、戻りは15時ごろの予定でございます。よろしければご用件を承り、戻り次第ご連絡させていただきますが、いかがでしょうか。
「いません」で終わらせず、必ず次の案をセットで出します。
伝言メモに書くこと
```
宛先: 営業部 佐藤様へ
受けた日時: 8月26日(水)14:20
相手: ○○商事 山田様 03-0000-0000
用件: 見積の件でご相談
折り返し: 要 / 不要 ※本日17時までにご希望
受けた人: 総務部 田中
```
- 名前は漢字を確認する(「山田様は、山に田んぼの田でよろしいでしょうか」)
- 電話番号は復唱する
- 急ぎかどうかを必ず書く
机に置くだけにせず、戻った本人に渡す人を決めておきます。
名乗らない相手・答えてはいけない問い合わせ
次のことは、確認できない相手には答えません。
- 社員の在籍・所属・勤務時間
- 個人の携帯番号、自宅住所
- 取引先の名前や契約内容
名乗らないまま担当者名だけを繰り返す相手には、在席情報も伝えません。
恐れ入りますが、そうしたお問い合わせにはお答えいたしかねます。ご了承くださいませ。
調査や名簿業者を装った電話は、丁寧で自然なことが多いものです。丁寧さは身元の確認にはなりません。
折り返しの約束は必ず守る
1. 時間を明示する(「本日15時までに」)
2. メモを残す
3. 担当者に確実に渡す
4. 時間内に分からなくても連絡する
いちばん悪いのは、連絡が来ないことです。答えが出ていなくても、途中経過を伝えれば信用は保てます。
携帯電話への対応
- 聞き取りにくいときは「お電話が遠いようでございます」(「聞こえません」と言わない)
- 切れた場合は、かけた側からかけ直すのが原則。ただしお客様からの場合は、こちらからかけ直します
- 移動中の相手には要点を先に伝え、詳細は後でメールにします
「なんとなく」でやってきた仕事を、根拠のある形に。
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