ハラスメントの記録の残し方。「暴言があった」と書いてはいけない理由
一般社団法人 日本総合検定資格センター
ハラスメントを受けたとき、最初にすべきことは記録です。
悪い記録と、良い記録
悪い例
最近、〇〇さんから服装のことをよく言われる。嫌だ。
「最近」「よく」では、後から示せません。
良い例
2026年10月2日(金)9:40頃、執務室の自席。〇〇さんから「今日の服、彼氏に見せるため?」と言われた。隣の席の△△さんが聞いていた。私は「やめてください」と言った。
残す項目
- 日時(できれば時刻まで)と場所
- 相手の言動を、そのままの言葉で
- その場にいた人
- 自分がどう感じ、どう対応したか
- チャット・メール・SNSはスクリーンショット
- 体調に影響が出ていれば、受診の記録
「暴言があった」「何度も言われた」という要約は、「そこまでは言っていない」という水掛け論になります。言葉はそのまま書きます。
その日のうちに、日付が残る形で
日記、メモアプリ、自分宛てのメール。後からまとめて書くより、その都度書いた方が信頼されます。
カスハラ対応の記録
顧客対応の記録では、さらに次を残します。
- 対応の開始時刻と終了時刻(所要時間が分かるように)
- 要求の内容
- 対応の経緯(何を説明し、相手がどう反応したか。時間の区切りや終了を宣言した時刻)
- 同席者、録音や防犯カメラの有無
- 担当者の状態
記録は、会社が打ち切りや通報を判断するための材料になり、担当者自身を守る証にもなります。
小さな段階から書く
「大したことではない」と思う段階から書いておくことが、いちばん役に立ちます。繰り返しの中で態様が悪化したとき、最初からの経緯を示せるからです。
※本記事は2026年10月1日現在の内容です。
しない・受けない・見過ごさない。線引きを、根拠を持って言えるように。
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